プログラマーっぽい人が会社を辞めたときのお話

会社を辞めて4ヶ月を過ぎ、時間に余裕ができたのでそのときのお話しを書いてみます。

会社を辞めたきっかけ

きっかけは体調を崩して会社に行く事が辛くなったからでした。それまでは小さなシステム開発会社でプログラマーっぽいことをしていました。

なんでプログラマーっぽいと書いたかというと、前の会社ではプログラマーといってもプログラムだけできるわけではなく、お客さんとの打ち合わせやシステムの設計、開発、アフターフォローなどをほとんど一人でやらなければならなかったからです。

小さいシステム会社のお話し

一人でやるメリットとデメリット

一人ですべてやると言うことにはメリットとデメリットがあって、メリットは比較的自分の思うように予定を決めることができます。打ち合わせから開発まで一人なので自由にでき、とても楽しいです。

これが数人でやることになると、とても大変になります。他の人にも分かるように仕様を作成したり、機能ごとにチケットを割り振ったり、進捗の管理をしたりと余計な仕事が増えます。僕にはそれがとても苦痛でした。

デメリットは打ち合わせに時間がとられてしまい、開発する時間がとれなくなります。案件が少なければまだ問題はありませんが、複数の案件を同時にやっているととても大変なことになります。忙しい時は昼は打ち合わせ、夜は開発なんてことがめずらしくありませんでした。

打ち合わせに時間がかかる

打ち合わせを電話やメールなどで済ますことができればいいですが、基本的にはお客さんのところまで行って直接お話しをする必要があります。

近い場合はそれほど問題ないですが、遠い場合はそれだけで疲れてしまいます。1回の打ち合わせで内容を決めきれないと、何度も打ち合わせをすることになって、成果物がないのにお金と時間がなくなります。

納品が終わりではない

システムを納品したからといってそこで仕事が終わりではありません。お客さんの検収がもらえないとお金を請求できないのですが、結構修正依頼があります。

担当者レベルでは了承をもらっていても、実際の使用者や上司からの要望で修正することが多いです。あまりにも最初の要件と違っていたり、大幅な修正の場合は別途お金をもらったり修正を突っぱねたりすることになりますが、基本的にはお客さんの要望を飲んで修正することになります。

システムに不具合があると大変なことに

いくらテストをしてもそれでも不具合が発生することがあります。不具合によってお客さんの業務が止まってしまうと大変です。

不具合を修正する必要があるのですが、分かるのが僕だけなので休みの日でも呼び出されます。他の仕事が詰まっていても最優先で不具合を修正して納品する必要があるので、他の仕事はその後やることになります。胃の痛みに耐えながら修正することも少なくありませんでした。

担当する案件がたまっていく

小さなシステム会社では人が入ってもすぐやめていきます。給料が安いという理由から自分には合わないといった理由でなかなか人が定着しません。

そのため案件をやればやるほどたまっていきます。他の人に引き継ぐこともできず、ただただ量が増えていきます。

体調を崩す

そんな感じでやっていると、若いうちはいいですが30代に入ってから体の疲れが取れなくなりました。胃のむかつきが直らず病院で検査するとストレスによる逆流性食道炎と診断されました。

それでも胃薬を飲んで頑張っていましたが、ある日会社に行こうとすると動悸が止まらず冷や汗が出てその場で座り込んでしまいました。病院に行って検査をしても体には異常は見つからず、ストレスからくる精神的なものというこになったのですが、その日以降、体調が日々悪くなっていきました。

会社を辞めるのも大変

そんな感じで仕事もできそうになかったので会社を辞めることにしたのですが、すぐにはやめられませんでした。辞めえられたら困ると言われ、休職しながらたまに仕事をしてくれないかとも言われましたが、会社に来ること自体がもう苦痛だったのでそれはできないと言いました。

すると今度はある仕事がもう少しなのでそれが終わるまでやってくれと言われ、体調がよければやると言うことになったのですが、それがなかなか終わらず3ヶ月くらいはそのまま仕事をしていました。

会社を辞めて

現在は療養しながら、たまに仕事をして暮らしています。